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仏教関連ピックアップ
大宮孝潤梵字展/日印国交樹立六十周年・大宮孝潤生誕百四十年
大宮孝潤梵字展/日印国交樹立六十周年・大宮孝潤生誕百四十年

大宮孝潤梵字展 開催趣旨

大宮孝潤大僧正日印国交樹立60周年を記念して、日印交流の草分けの一人である大宮孝潤の梵字展を企画しました。
梵字は、古代インド、グプタ文字の一書体であるSiddhamatrkaが、中国を経て日本に伝わり、独自に発達したもので、日印文化の融合を象徴します。一字一字が仏を表し、信仰の対象となります。
もともとは、密教を学ぶ僧侶の間で秘密裏に相伝されてきたものですが、今日、梵字が学べる本も数多く出版され、仏教好き、あるいは絵画や書道の愛好家も学ぶようになりました。さらに、ファッションとして若い人に受け入れられて、日本のみならず、海外でも人気が出てきています。
ここでインド文字、梵語学の歴史、由来を学び、いかに日本文化がインドの影響を受けているか理解します。合わせて、文化講演会、インド舞踊リサイタルを行って、興味を深めるとともに日印交流を推進します。
さらに、この独自に発達した梵字を新たな注目すべき創造的文化として世界に発信していきたいと思います。

悉曇蔵研究会・妙行寺

明治期の僧侶たち

明治維新で開国してから間もない明治9(1876)年、浄土真宗の俊英、南条文雄はオックスフォード大学に近代仏教学を学びに行きます。20年には念願のインド旅行をして仏跡を訪ねます。南条は、23年1月から井上円了の設立した哲学館(後の東洋大学)で梵語を講じることになります。
そのことを聞きつけた大宮孝潤は天台宗大学を中退し、哲学館に移ります。真宗僧侶のみならず、天台僧、真言僧も、インド、スリランカ、チベットに真実の仏教を求めて旅たちました。
明治28(1895)年、横浜港を出発した大宮孝潤は天台僧でしたが、宗派の援助も受けず単身インドに乗り込みます。
当時のボンベイで英語とサンスクリット語を学んだ後、スリランカに行って仏教を学びます。再度渡印し、明治33(1900)年カルカッタ、現コルカタに着き、チャンドラ・ムケルジーChandraMukherjee師について梵語と悉曇(梵語の文字体系)を学びます。1902年より、カルカッタ大学梵語学科長、俗語アパブランシャApabranshaの権威であるハラプラサーダ・シャーストリHaraprasadaShastri師に師事し、仏教原典、すなわち、仏所行讃BuddhaCarita法華経LotusSutra、普曜経LalitaVistara等を読み始めます。
12月に、恩師である井上円了がはるばる日本からやってきてカルカッタ滞在中の大宮を訪ねると、そこにはチベットから経典を持ち帰ってきたばかりの河口慧海が逗留していました。この頃は、大谷光瑞の派遣した探検隊もインド仏跡を巡拝、調査していて協力し合っていました。
大宮孝潤は、1905年に仏跡巡拝をしてネパールに入り、念願の釈尊の生誕地ルンビニーを訪ね、感激します。アショーカピラーの存在によって、釈迦生誕地が確定したので、大宮はこれを書写し、大谷探検隊は拓本を取っています。1906年帰国の途につき、上海で下船して祖山である天台山を詣で、4月に帰国します。

1907年からは、天台宗大学、東洋大学講師を務め、また、比叡山専修院、長野善光寺、浅草寺伝法院、大阪四天王寺、山形立石寺、茨城月山寺等において講習会を行って悉曇を伝授し、般若心経、阿弥陀経等を講じ、悉曇学の再興を志しました。

大宮孝潤講伝
講伝:集合写真
大宮孝潤梵字01
大宮孝潤梵字01

 

講演・舞踊・展示構成

■講演会

●一島正眞 「大宮孝潤と梵語学」
●河野亮仙 「1276年間の日印人物交流」

■インド舞踊公演/剣舞公演

●インド舞踊出演 むゆうじゅ CNC 野火杏子 Radhika KukumLal 他
●剣舞出演 青木宏之

むゆうじゅ インド舞踊 野火杏子 剣舞 青木宏之

■展示

●大宮孝潤、百如等梵字軸
●出版物展示 
●写真展示 
●年表 図表
●体験コーナー
●PCデモンストレーション      他

大宮孝潤梵字01
大宮孝潤梵字01

講演・舞踊・展示構成は、変更になる可能性があります。

大宮孝潤梵字展 開催概要
■展示会名 日印国交樹立六十周年・大宮孝潤生誕百四十年記念 
「大宮孝潤梵字展」
■開催期間 2012年12月3日(月) – 12月7日(金)
■開催場所 インド大使館 ICCギャラリー
東京都千代田区九段南2-2-11
最寄駅 九段下駅2番出口 (東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線)
■開催時間 10:00~17:00 ※日にちにより時間が異なります。
3rd(Mon)初日 13:00  開場 / 14:00~ オープニング・セレモニー
4th(Tue)~6th(Thurs)  常設展示 10:00~17:00
期間中 13:30より講演会、インド舞踊等の各種催し
7th(Fri) 最終日の入場は、16:00まで
■イベント
12月3日 オープニングセレモニープログラム
14:00~ オープニングスピーチ
14:15~ ギャラリー案内 解説
14:45~ 声明曲 唄 散華 対揚 
般若心経とインド舞踊 野火杏子
剣舞 青木宏之 
15:15~ 記念講演 一島正眞
16:30~ インド舞踊 
オディッシィ:むゆうじゅ
              (福島まゆみ 桐山日登美 新井剛 石田紫織) 
バラタナーティヤム:野火杏子
バラタナーティヤム:里見まこ 林加代子 桑原満紀
12月4日
13:30~ 作品解説・講演
14:00~ インド舞踊
バラタナーティヤム:湊恵美子
12月5日 プログラム
13:30~ 作品解説・講演
14:00~ インド舞踊
岡崎禎子 上野雅子 金子寿子
12月6日 プログラム
13:30~ 作品解説・講演
14:00~ 高橋佳子
オディッシィ:スーリャ
              (梶原亜由子 大林清子 伊藤祥子 泉とも子)
12月7日 プログラム
13:30~ 作品解説・講演
14:00~ インド舞踊
オディッシィ:スーリャ
              (梶原亜由子 伊藤祥子)
■観覧料金 入場無料
■主催 悉曇蔵研究会・妙行寺
■共催 インド大使館
■後援 天台宗務庁、公益財団法人日印協会、一般財団法人日本カバディ協会、
NPO法人日印交流を盛り上げる会、ミティラー美術館、CNC、
一般財団法人天真会
■特別協力 妙行寺、延命寺、西来寺、岩倉寺
■協賛 中外日報社、USS出版、出帆新社、協栄プラニング、鈴仙、てらなび本舗
■お問合せ E-mail:support@buddha-world.jp

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