高野山真言宗
〔沿革〕
> 弘法大師空海が唐より帰朝(806)し、弘仁7(816)年に金剛峯寺を開創してか ら、法灯を伝え、真言密教の総本山として栄える。僧侶及び檀信徒が三宝を護持し、宗祖弘法大師立教開宗の誓願に則り、その実現に精進する団体である。大正14年大覚寺、仁和寺両派と合同して古義真言宗、ついで昭和16年「団体法」により真言各派と合同成り真言宗として宗制認可、昭和21年高野山真言宗となる。
〔教義〕
宗祖弘法大師空海の立教開宗の誓願にのっとり、曼荼輪円の宗体に基づいて、真言密教 の奥旨を伝え、普門総体の大日如来を根本教主と仰ぎ、両部の請尊を一門別徳の本尊と崇め、特に宗祖弘法大師空海の無尽の誓願に帰依して、竜華三会の暁を期し、即身成仏、済世利人の直路を開示する。
『現代仏教情報大事典』より引用
発行所---(株)名著普及会/発行者---小関貴久