【寺院名】由加山 蓮台寺(れんだいじ)

【宗派名】真言宗御室派 別格本山
【別名】ゆがさん
【住所】岡山県倉敷市児島由加山
【本尊】十一面観音・瑜伽大権現
【開山】行基菩薩
【開基】
【由緒】由加山蓮台寺は天平5年(733)に行基菩薩によって開かれ、室町初期「今弘法」とたたえられた増叫僧正が中興、その後元禄の大火に遭うが、代々備前藩主の信仰が篤く、堂塔伽藍も整い、中国地方屈指の巨刹として昔日をしのぐ壮厳なものとなっている。中でも寛政11年(1799)再建の客殿は県下最大の建築物で、円山応挙のふすま絵をはじめ、日本に2つしかない殿さま御成の間である上々段の間など、まさに文化財の宝庫である。1200年の歴史をもつ神仏混淆の由加山は、厄除総本山として瑜伽大権現が祀られ、桓武天皇をはじめ備前藩主の祈願所として菊花の紋章が許されている日本三大権現の1つである。四国金比羅さんと並び称され、両詣りしなければご利益がないといわれ、今も全国から多くの人々の参拝が後を絶たない。
【寺宝】「竹鶏の図」円山応挙/「菊慈童図屏風」狩野山楽/「白狐の図」狩野探幽/「古鐘」亀山上皇祈願神風の鐘/多宝塔/御成門/表門/大権現本殿等々