【寺院名】稲荷山 龍光寺(りゅうこうじ)

【宗派名】真言宗御室派
【別名】おいなりさん
【住所】愛媛県北宇和郡三間町戸雁173
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】弘法大師
【開基】
【由緒】龍光寺は三号を稲荷山と称す。大同2年(807)弘法大師がこの地を巡錫された時、稲を背負った老翁が現れ、「私はいつまでもこの地に住み仏教を守護し、諸民の利益をはかりましょう。」と告げたかと思うと忽然と姿を消してしまったので、大師はこの地が霊域にふさわしいことを悟って自ら仏像を刻んで堂宇に安置し、稲荷山護国院龍光寺と名付け、四国霊場の総鎮守にしたと伝えられている。明治維新まで本尊は稲荷大明神であったが、神仏分離により本地仏ぼ十一面観音像が本尊となった。観音様はたくさんの神様の中でも、地蔵様とならび子ども達でもよく知っている慈悲深い仏様である。龍光寺をお巡りされる巡礼者は、「三間のオイナリさん」と呼び親しんでいる。
【寺宝】十一面観世音菩薩