【寺院名】寂光山 龍口寺(りゅうこうじ)

【宗派名】日蓮宗 霊跡本山
【別名】
【住所】神奈川県藤沢市片瀬町3-13-37
【本尊】宗祖日蓮聖人大曼荼羅
【開山】中老 和泉阿闍梨日法上人
【開基】
【由緒】龍口寺は、日蓮宗霊跡本山中屈指の名刹である。文永8年、幕府により捕えられた日蓮聖人は、龍ノ口刑場へ据えられたが、ついにその首を斬ることができなかった。以来、この刑場跡には日蓮聖人の威徳を慕い、また延命長寿の霊跡として参詣する人が押しよせ、聖人の滅後、直弟である日法上人がこの霊地に一堂を創立し、敷皮堂と称され日蓮聖人の尊像を安置した。時に延元2年9月のことである。その後慶長6年大本堂が完成し、文政元年に改築、安政2年の屋根銅葺き改修を経て今日に伝えられる。昭和45年、龍口法難700年に際し諸堂を、同56年の宗祖第700遠忌報恩事業として霊宝殿等を新築、諸堂の改修を円成し、関東随一と称される伽藍を有するに至る。古来より宗祖日蓮聖人法難の霊地として数ある日蓮宗寺院の中でも、格別の信仰を集めている。
【寺宝】宗祖御尊像―池上・比企の尊像とともに一木三躰の名作/宗祖御真筆火中曼荼羅/敷皮石/鍋蓋曼荼羅/鐘楼堂/御霊窟/刑場史跡/その他多数あり