【寺院名】虎岳山 龍源寺(りゅうげんじ)

【宗派名】曹洞宗 格地
【別名】
【住所】愛知県宝飯郡音羽町萩大門17
【本尊】釈迦牟尼仏 阿弥陀仏 弥勒菩薩
【開山】宗鼎仲易
【開基】建久年間 伊藤九郎祐清ノ末子六郎
【由緒】龍源寺の開基は、建久年間(290-298年)の伊豆の国住人河津祐親の次男伊藤九郎祐清の末子六郎(事変によって世を忍び萩村に蟄居するに因み姓を萩原と名乗る)である。初めは、萩寺とも萩原寺とも称し財賀寺と並び建つ真言宗の大伽藍であったと伝えられる。しかし、応仁の乱(1467-1477年)の煽りを受けて同寺も衰微癈寺同様になってしまった。そこで、同寺再興に尽力をしたのが周鼎仲易和尚(別號天賦)であった。仲易和尚は、延徳2年(1490年)に尾張国内海緒川村の乾坤院より巡?して来て、同寺を得、曹洞宗龍源寺と改めた。永正9年(1512年)、龍源寺の後席を禅室珠悦和尚に譲り。東奥に行脚し、桁淵山龍源寺を開いた。またその後、南部花巻村の大興寺を再興した。この数々の業績が、仲易和尚の徳の高さを物語っている。
【寺宝】開山木像・柱杖・黒門(県重文)/板碑・釈迦出山図(町文)/龍歯/星梅の軸/龍源寺寺記/開山二世一代記・一三世一代記/三千仏名経 貴教経(共に紺地金泥)/一二世喪記