【寺院名】雨引山 楽法寺(らくほうじ)

【宗派名】真言宗豊山派
【別名】雨引観音
【住所】茨城県真壁郡大和村本木1番地
【本尊】延命観世音菩薩
【開山】用明2年(587)
【開基】法輪独守居士
【由緒】楽法寺は今を去る1400余年前、梁(中国)の法輪独守居士によって開かれ、安産、子育、やくよけの観音として有名であり、雨引観音と言われ、本尊仏として延命観世音菩薩を奉安する無双の観音霊場である。草創は用命天皇(在位585-587)の御代、天皇の勅許を得て、観音様奉安の地を求めて全国行脚の旅に出た法輪独守居士が、この地に観世音菩薩を奉安し、山号を天彦山と号し、寺号を楽法寺と定めた。後に雨引山と改めたいわれは、嵯峨天皇の弘仁13年(822)大飢饉に襲われた時、天皇の命令により楽法寺で本尊宝前に降雨を祈祷したところ、7日7夜の間雨が降り続いたことからと伝えられている。また、聖武天皇(在位724-49)ならびに光明皇后が安産祈願を同寺に命じ、御安産なされたことから、安産守護の根本霊場と定め、これ以来安産・子育ての本山として、その名は全国に轟き渡っている。
【寺宝】延命観世音像(国重文)/如意輪観世音像(国重文)/十一面観音画像(県重文)/大般若経四百巻(県重文)/東照宮(県重文)/仁王門(県重文)/多宝塔(県重文)/本堂(県重文)/その多他数