【寺院名】薬師寺(やくしじ)

【宗派名】法相宗 大本山
【別名】
【住所】奈良県奈良市西ノ京町457
【本尊】薬師三尊
【開山】
【開基】
【由緒】薬師寺は天武天皇によって発願され、持統天皇11年(697)に本尊開眼、文武天皇(在位697-707)の代に堂宇の完成を見たが、程なく平城遷都のため現在地に移建された。南都七大寺のひとつとしてその大伽藍はわが国随一と言われ、金堂や塔の立ち並ぶ様は龍宮造りと呼ばれた。しかし幾多の年月の間、堂塔も災害を受け、享禄元年(1528)兵火により、東塔を除く全てが灰燼に帰した。その後、伽藍復興は薬師寺の一大悲願となり、昭和43年(1968)、般若心経百万巻写経による伽藍復興勧進によって、同51年4月、金堂を復興。写経勧進二百万巻達成するや同56年4月、西塔を復興した。59年10月には中門が再建され、写経勧進も三百万巻に達している。現在、法相宗の大本山として多くの信仰を集めると同時に、白鳳時代を彷彿させる伽藍は古都奈良を代表する名刹の趣きがある。
【寺宝】東塔、東院堂、薬師三尊像、本尊台座、聖観音菩薩像、仏足石・歌碑・吉祥天女画像、慈恩大師像、八幡三神像(以上国宝)/休ケ丘八幡宮(重文)/その他、金堂、西塔、講堂など貴重な建築物、重要文化財を多数有している