【寺院名】妙塔山 妙満寺(みょうまんじ)

【宗派名】顕本法華宗 総本山
【別名】
【住所】京都府京都市左京区岩倉幡枝91
【本尊】日蓮聖人奠定の大曼荼羅
【開山】日什聖人
【開基】日什聖人
【由緒】妙満寺の開基日什聖人は、もと天台宗の人で比叡山三千の学頭であったが、日蓮聖人の教えに帰依して67歳という高齢にも拘らず宗を改め、自解仏乗して名を日什とした。日什聖人は、日蓮聖人の遺志が帝都弘通にあることを想い、都に上り、後円融天皇(在位1371-82)に上奏、二位の僧都の位と「洛中弘法の綸旨」を賜り、康応元年(1389)京都室町坊門に妙塔山妙満寺の号を立てて妙満寺を建立した。その後度々の兵火にあい、天正11年(1583)秀吉の時代に寺町二条に移り、昭和43年(1968)現在の地に移転し今日に至る。日什聖人が一巻の書物も残さなかったのは、後の人がその書物のため、仏の教えを誤って理解してはならないと心配したためであると自ら書き残しているように、妙満寺は「仏の心にかえれ」という根本精神によって修行鍛練をする道場である。
【寺宝】仏舎利大塔/加藤清正公の肖像/加藤清正公の大手判/雪の庭--清水を月の庭、北野を花の庭、妙満寺境内を雪の庭と称し、雪・月・花の三名園といわれ松永貞徳の造営によるもの/松永貞徳の肖像/道成寺安珍清姫鐘/その他