【寺院名】具足山 妙本寺(みょうほんじ)

【宗派名】日蓮宗
【別名】西身延
【住所】岡山県上房郡賀陽町北1501
【本尊】釈迦牟尼佛
【開山】竜華樹院日像
【開基】
【由緒】妙本寺の開創は弘安4年(1281)、伊達弾正朝義公による。朝義公は、備中野山郷の地頭職として赴任するに当たり、一宇を建立するため、開基を日蓮聖人に願ったが断られ、代わりに弟子の日像聖人を招いて開基と定め、本尊の曼荼羅と法華経一巻を賜わった。その後、嘉元2年(1304)には、それまで野山にあった真言や天台の寺数ケ寺を改宗させて妙本寺の末寺とした。正和(1312-17)の頃、日像聖人の弟子の大覚大僧正が入山し、妙本寺を足場として活躍された。妙本寺は、宗祖日蓮聖人御在世の弘安4年(1281)の開闢で、当時聖人の教えは近畿以西へはまだ広まっていなかったが、遠く離れた備中野山の地に早くも法華の道場が開かれ、開基も寺号も宗祖大聖人が自ら定めたという、真実西国最初の法華道場として、由緒深き名刹である。平成3年(1991)10月新本堂落慶法要。
【寺宝】本堂(県重文)/番神堂(国重文)/発堀土器(県重文)/五輪塔群(町文)/妙本寺全域(町指定史跡)/伊達弾正朝義公廟所/寒松軒跡(町指定史跡)/伊達弾正朝義館跡(町指定史跡)/その他多数