【寺院名】広宣山 妙顕寺(みょうけんじ)

【宗派名】日蓮宗
【別名】
【住所】佐賀県伊万里市立花町3471
【本尊】木像曼荼羅・合掌印で祖像は説法像である。
【開山】妙顕院日性上人
【開基】
【由緒】妙顕寺は、山号を広宣山と云い、本尊に木像曼荼羅を祀る日蓮宗の名刹である。応永9年(1402)に伊万里市富士町法華谷に開創され、開山は妙顕院日性上人である。開基は六老僧日頂聖人とも伝えられている。その後、妙顕寺は町の発展にしたがって伊万里市立花町長谷に移り、ついで同朝日町を経て、明治32年(1899)に水害等の心配がない現在地に移転し今日に至っている。本堂は間口9間に奥行12間あり、当時九州一の大きさと云われ、明治の元勲副島種臣より「江山第一楼」の扁額を授かった。また、26世遠照院日静上人は度々、宮中へ御祈祷に召され、故に菊の御紋入りの経箱等、各宮家より多数賜わった。このように由緒ある妙顕寺は、伊万里湾・市街地を眺望できる丘陵に建っており、開山以来法灯はたゆまなく受けつがれ、霊験あらたかで参拝客があとをたたない。
【寺宝】木像曼荼羅/大本山中山法華経寺一世冨木日常聖人の御真骨を奉安(六老僧日頂聖人の父)/鬼子母神像--身丈7尺余国内最大の岩上連子/臥竜梅--樹令700年以上/菊の御紋入りの経箱、葛籠(つづら)、文箱等の下賜品多数