【寺院名】長光山 妙恩寺(みょうおんじ)

【宗派名】日蓮宗
【別名】
【住所】静岡県浜松市天龍川町179
【本尊】日蓮聖人尊定の大曼荼羅
【開山】竜華樹院日像菩薩
【開基】金原法橋
【由緒】長光山妙恩寺は、今から約681年前の応長元年 (1311)、宗祖日蓮大菩薩の御法孫、日像菩薩の開創で、金原法橋左近将監の建立である。爾来、師資相伝、法鼓々として300年を経、第11代成就院日豪上人に及んだ。上人は武田の家臣馬場美濃守の末子である。時に徳川家康は武田の軍と天龍川を挟んで対陣の際、家康のために同山を基本陣にし、その後、家康は天下を統一、日豪上人の功を徳として且つ囲碁の友人ともなった。現存の表門は日豪上人の建立、400年前家康等出入の門である。徳川氏中期には、「手書き日逢」と称された第18世日逢上人、亨保年間(1716-36)には白隠和尚と歌道の交りをなした日沾上人の如き歌人など、すぐれた僧が出ていることでも知られる妙恩寺は、開山以来、法灯は維持され、多くの人々から厚い信仰を集め、今日に至っている。
【寺宝】宗祖御真筆大曼荼羅/仝断片 3幅/開山御真筆曼荼羅/日朗菩薩御本尊/法橋看経大黒天/運慶作四天王 4体/外准宗宝20余点/尾形光淋筆屏風