【寺院名】補陀洛山 満願寺(まんがんじ)

【宗派名】真言宗系単立
【別名】犬吠埼観音
【住所】千葉県銚子市天王台9822-1
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】平幡良雄
【開基】同上
【由緒】満願寺は、徳道上人創設以来の巡礼の歴史と伝統を受けついで開創され、百観音や四国八十八カ所を満願成就した人々の浄財で犬吠埼愛宕山中腹の景勝地に本堂・行堂(修養道場)・霊場本尊奉安満願堂、大師堂その他諸堂が建立された。本尊十一面慈母観音像は、日本一の仏師として知られる京都の松久朋琳・宗琳父子によって刻まれた総檜づくりの像で、高さは一丈三尺ある。母のごとく慈愛にみち、子授け、安産、子育、進学、良縁や病気平癒、交通・海上・航空安全、商売繁昌、厄除などに霊験があり、この尊像を奉安する満願堂の光背仏は結縁者自身が刻んだ183,000躰のミニ観音像で、天井の満願灯籠は結縁者願いのともしびとして3,300灯が献上され、現在に至り、全国各地の信者より「願いがかなう観音さま」として深く信仰され、本州東端吉方の霊地として崇められて、平成3年には70万人の参拝者があった。
【寺宝】十一面観世音菩薩/百観音御影/四国八十八ケ所本尊(木彫)像/修行弘法大師(木彫)等身大/薬師如来/ウスサマ明王/その他多数あり ※境内には、霊験あらたかな不動霊水、仏足跡砂踏場等がある。