【寺院名】富士山 本門寺(ほんもんじ)

【宗派名】日蓮系単立 本山
【別名】西山本門寺
【住所】静岡県富士郡芝川町西山671
【本尊】日蓮聖人の曼荼羅
【開山】日代上人
【開基】大内安清公
【由緒】本門寺は初め日蓮大聖人の六老僧のひとり、日興上人によって重須の地に開かれた。日興上人が遷化した後、日代上人が法灯を守っていたが、在山11年にして地頭石川妙源と信仰上相容れないものがあり、西山の郷主大内安清の屈請により、康永3年(1344)10月13日、現在地に堂宇を建立し、富士山本門寺として開基した。以後今川、武田氏の外護を受けて隆盛を極めたが、14代日悟上人の時、出火により山内の大半を焼失、勢力が衰えた。16代日映上人の尽力により、寛永10年(1633)現在の本堂が建立され、水戸光國公の外護もあり、20代日圓、21代日意上人の時代に再び栄えた。百数十町歩の領域に七堂伽藍が完備し、駿河屈指の名刹といわれた。以後嘉永(1848-54)、安政(1854-60)の大地震により多くの諸堂を失い、明治維新の世変等もあり、今は境内の規模に往時を偲ぶだけである。現在復興中である
【寺宝】紺紙金泥法華経等国宝 3点/方等三昧経等重美13点/日蓮聖人御舎利/日蓮聖人真筆 万年救護本尊/日興上人御舎利/日興上人真筆・本尊/園城寺申状/大柊(天然記念物)/その他多数あり