【寺院名】雲竜山 本證寺(ほんしょうじ)

【宗派名】真宗大谷派
【別名】野寺本坊
【住所】愛知県安城市野寺町野寺26
【本尊】阿弥陀如来立像
【開山】
【開基】
【由緒】本證寺は山号を雲竜山といい、通称・三河三箇寺、あるいは野寺御本坊の名で知られる、当地方きっての真宗寺院である。開基の慶円上人は、鎌倉幕布の関東御家人・下野国小山城主・小山朝政の次男と伝えられるが、上人は早く出家し、諸国修行中、三河国で親鸞聖人の門侶となり、浄土真宗に帰依した。毎年旧暦正月13日に行なわれる上人御命日行事「おきょうえんさん」は、イナイモチ、オヒネリ、大仏飯、オミキ等がある独特の民俗行事となっている。室町時代、本證寺は末寺200余ヶ寺を有する寺勢を誇り、永禄年間(1558-70)には徳川家康と一向一揆では対立するほどであった。今も寺の内外には二重の堀が廻らされており、当時を偲ぶ城廓伽藍の跡がよく残されていて、史跡地の指定を受けている。寺宝は毎年7月23日・24日の両日に限り一般公開される。
【寺宝】善光寺如来絵伝 4幅(重文)/聖徳太子絵伝 10幅(重文)/法然上人絵伝 7幅(県文)/その他多数