【寺院名】正中山 法華経寺(ほけきょうじ)

【宗派名】日蓮宗 大本山
【別名】中山
【住所】千葉県市川市中山町2-10-1
【本尊】一尊四菩薩(釈尊・上行・無辺行・浄行・安立行)
【開山】日蓮聖人
【初祖】日常上人
【由緒】法華経寺は、池上本門寺と共に関東における大本山として庶民の信仰を集め続け、宗内で最も古い寺院として由緒と格式を誇る宗門唯一の祈祷根本道場である。同寺は、宗祖最大の外護者・富木常忍が、文応元年(1260)の8月に法華堂を建立したのが始まりで、宗祖入滅後、常忍は出家しみずから初祖となった。2世を継承した日高上人は、本妙寺を創建し、両山一主制をはじめ、そして大豪族千葉胤貞を俗別当に迎え、日祐上人が3世となり両寺の寺観を一新し、大きく発展していった。のち両寺は合併(現在の奥之院は旧法華寺である)し、天文14年(1545)日上人の代に法華経寺の寺号を公称した。越えて戦後、「中山妙宗」と称し、独立一宗の本山となっていったが、昭和48年末寺22カ寺と共に日蓮宗に復帰した大本山である。
【寺宝】立正安国論(国宝)/観心本尊抄(国宝)/祖師堂(重文)/法華堂(重文)/四足門(重文)/五重塔(重文)/その他、重文・御遺文 56巻 4冊 1帖 3幅、中世文書、歴代上人像等枚挙にいとまがない