【寺院名】深奥山 方廣寺(ほうこうじ)

【宗派名】臨済宗方廣寺派 大本山
【別名】
【住所】静岡県引佐郡引佐町奥山1577-1
【本尊】釈迦牟尼仏
【開山】無文元選禅師
【開基】
【由緒】方廣寺は、禅宗の中臨済宗方広寺派の大本山で詳しくは深奥山方広萬寿禅寺と称し、建徳2年(1371年)後醍醐天皇の皇子無文元選禅師によって開創された。60ヘクタールの境内には、本堂、半僧坊真殿、三重の塔など60余棟の伽藍を擁する古刹である。禅師が中国各名刹を巡拝した時、一番印象に残っているのが天台山の方広寺であったこと、またこの地型が中国の天台山によく似ている処からこの寺名が付けられた。また、禅師が中国から帰国の折、海上で難破の危機に遇い、半僧坊のお力によって海難を免れたという故事に因んで、半僧坊大権現は方廣寺の鎮守で厄除、商売繁昌をはじめ諸願成就の祈願所として全国各地から多くの人々が参詣に訪れ、さらに大慈閣では学生や一般企業の人々の研修が行われ、信仰、人づくりの道場として利用されている。
【寺宝】七尊菩薩堂(重文)/釈迦三尊(県文)/縁むすび大黒尊天/木喰上人木彫/石橋と五百羅漢/半僧坊真殿/半僧杉/明治天皇行在所(名勝史蹟)/その他多数