【寺院名】高田山 法雲寺(ほううんじ)

【宗派名】
【別名】大味御坊
【住所】福井県丹生郡越廼村39号9番地
【本尊】阿彌陀如来
【開山】親鸞聖人
【開基】同上
【由緒】法雲寺は中古の時代、浄土真宗高田派本山専修寺であった。今からおよそ350年前、畠中専修寺と伊勢一身田無量寿寺との間で、高田専修寺住持職を争う2度の訴訟事件が起きた。しかし畠中専修寺は訴訟に敗れ、専修寺派本寺格は一身田無量寿寺に移された。もともと畠中専修寺は後柏原天皇第2皇子常盤井宮・真智上人による高田専修寺派の本山であった。真智上人没後、真空上人、真教上人と受け継がれたが、この敗訴によって高田専修寺の堂宇は破却され、住持真教上人は滋賀へと配流された。しかし遺族たちは、親鸞聖人以来の数多くの宝宗を守り、法脈を後世に伝えようと東本願寺に帰参し、その後法主常如上人から法雲寺という寺号を称することを許可された。そして、親鸞聖人以来の歴史を脈々と現在に伝えているのである。
【寺宝】聖人真筆尊号真像銘文(国重文)/親鸞聖人自刻の太子像/真智上人御墓所/真智上人画像/その他皇室関係、岩佐又兵衛文書、戦国各武将の文書等、多数の貴重な宝物が宝蔵に収蔵されている。