【寺院名】高雄山 福圓寺(ふくえんじ)

【宗派名】真言宗醍醐派
【別名】
【住所】兵庫県佐用郡上月町中山518
【本尊】十一面観音、不動明王
【開山】日羅上人
【開基】
【由緒】福円寺は、敏達天皇の頃、百済の日羅上人が高雄山を仏法弘通の聖地とし、3堂1社を創建した時に始まると伝えられる。創建以来、1400年の法灯を受け継ぐ古刹である。南北朝時代、南朝方の西国拠点となり、また赤松一族の祈願寺として寺運隆盛であったが、戦国時代兵火に遭い、偉容を誇っていた堂塔伽藍を焼失した。その荘厳を再建できないままに、今日幽深閑寂の中で、古寺の余情と山岳密教、修験の風韻を残す山寺院として存在している。不動明王を祀る祈祷寺として古来多くの人々の心を救い、古法を伝承する醍醐派修験道による霊験で著名である。春夏大護摩の修法は壮観であり、その霊験を願って訪れる参詣者は、日々跡を絶たない。
【寺宝】不動明王/十一面観音/その他 ※境内には「幸福の石」と親しまれている「明星石」が数多くある。