【寺院名】大内山 仁和寺(にんなじ)

【宗派名】真言宗御室派
【別名】
【住所】京都府京都市右京区御室大内33番地
【本尊】無量寿如来
【開山】宇多法皇
【開基】
【由緒】仁和寺は、旧御室御所ともいわれ、真言宗御室派の総本山である。今を去る1100余年前、光孝天皇(在位884-887)の発願により、次の宇多天皇(在位887-897)の仁和4年(888)に完成され、年号の仁和をとり仁和寺と称されている。宇多天皇は退位した後、法皇として御所を仁和寺に営まれ、以来皇室の保護のもとに歴代天皇の皇子が住職を継承し、明治初期の小松宮に到るまで30代続いた。創建当時は広大な寺域に大伽藍を連ねた仏教の中心地であったが、応仁の乱(1467-1477)の兵火に遭い、焼失してしまった。その後寛永年間(1624-44)に徳川3代将軍家光の寄進によって再建され、京都御所より多くの建造物を賜わったが、本坊殿舎は、明治20年(1887)の火災により焼失したのである。現在の諸建造物は明治末期から大正初期にかけて建立されたもので、明治以後のこの種の建造物としては我が国最高のものとして名声高く、また文化財の宝庫としても名高い。
【寺宝】金堂(国宝)/御影堂(重文)/五重塔(重文)/山門(重文)/遼廓亭(重文)/飛濤亭(重文)/孔雀明王画像(国宝)/仁清作花瓶(重文)/その他多数