【寺院名】蓮土山 道明寺(どうみょうじ)

【宗派名】真言宗御室派
【別名】
【住所】大阪府藤井寺市道明寺町1-14
【本尊】十一面観世音菩薩(国宝)
【開山】
【開基】聖徳太子
【由緒】推古天皇(在位592-628)の時代、仏法に帰依される処深かった聖徳太子が、この地に尼僧の寺院を建立されるにあたり、代々仏教文化導入に積極的であった土師という人が邸宅を寄進し、東西320米、南北640米の広大な境内に、五重塔、金堂等をはじめとする七堂2068伽藍が完成した。これが道明寺の前身土師寺で、その後菅原道真公(845-903)によって道明寺と改称された。戦国時代になると、高屋の兵乱に遭い焼失したが、これを惜しんだ織田信長、豊臣秀吉、徳川代々の将軍家等の庇護によって復興し、朱印地として認められた。明治5年(1872)神仏分離令に従って堂宇一切を天満宮境内より移し、境内の拡張を経て大正8年(1919)には本堂の落成を見、多宝塔を加えて現在に至っている。建立以来1300年法燈絶えることなく少ない尼寺として、人々の信仰を集めている。
【寺宝】試十一面観世音(重文)/聖徳太子御筆・般若心経/聖徳太子十六才像(重文)/弘法大師御筆・六字名号/涅槃像/道明寺縁起/十六羅漢/弘法大師御影/阿弥陀如来/道明寺額本紙/毘沙門天/梵鐘(豊臣秀吉御寄附)/勢至菩薩/宝塔/菅公御影/その他多数