【寺院名】祥高山 東禅寺(とうぜんじ)

【宗派名】曹洞宗
【別名】
【住所】東京都保谷市住吉町1-2-12
【本尊】南無釋迦牟尼佛・文殊菩薩・普賢菩薩
【開山】蘭室秀芳禅師
【開基】保谷出雲守入道直政
【由緒】曹洞宗に属している東禅寺は、文禄3年(1594)子正月17日建立され、開基は保谷という地名にもなっている保谷出雲守入道直政である。直政はその昔、従者6〜7人を従えてこの地に土着したと伝えられる。彼等には鎌倉時代以前からの重要通路であった「横山みち」と井戸掘りの技術がなく、雨水を頼るしかなかったので、この地はまさに生活の要地であったに違いない。昭和53年(1978)迄の伽藍は、天明年間(1781-89)12世要山睦宗和尚の代に、世話人等10余名の外護により再建したものである。しかし社会の発展がめざましく、屋根の改修、御堂の修理等面目を一新したが、伽藍本体の傷みが甚だしく、遂に3年計画の下、住吉町三丁目の加藤喜八郎氏を建築委員長に、本堂、開山堂、地下納骨堂等、総欅造り瓦葺にて現在の偉容を見るに至った。昭和58年2月からは「心の時代」を実践に移すべく、曹洞宗認可参禅道場として、毎週土曜日午後7時から9時までと、年3回(8月末の土・日曜、12月上旬の土・日曜、2月中旬の土・日曜)一泊参禅会を、從客録の提唱とともに、主催している。その成果として参禅者の方々の手によって「從客録"挙―ス"」という提唱本を刊行している。
【寺宝】文殊菩薩/普賢菩薩/その他