【寺院名】休岳山 長齢寺(ちょうれいじ)

【宗派名】曹洞宗 法地
【別名】
【住所】石川県七尾市小島町リ部52
【本尊】釈迦牟尼佛、脇仏 文殊、普賢菩薩
【開山】大透圭徐
【開基】前田利家
【由緒】長齢寺は、前田利家公が天正3年(1575)、越前府中(現武生市)を拝領した際、同地高瀬の宝円寺第7世・大透圭徐和尚に帰依し、同寺を菩提寺として、父・休岳公、母・長齢夫人の墓を築かれたのを始めとする。利家公が能州へ転封となった際、大透和尚を請じ、小丸山城城館横に一寺を建立、父母の位牌を移し宝円寺と別称した。これが現在の長齢寺となる。利家公はその後石川河北の2郡を加封され、金沢へ入城。その際大透和尚を招き、金沢にも宝円寺を建立。よって七尾の宝円寺を、父母の法名から「休岳山長齢寺」と改称した。長齢寺は大伽藍を備えた名刹だったが、災火により山門を残して全焼。長く仮寺として父母の墓地横にあった。長く無住状態が続いたが、この名刹を復興しようという現住職と地元の信者の尽力により、再興のきざしが見えてきた。
【寺宝】絹本著色前田利春画像(重文)/絹本著色長齢夫人画像(県文)/絹本著色前田利家画像(重美)/絹本著色前田安勝画像(市文)/絹本著色前田利政画像(市文)/五代藩主綱紀公茶掛一軸/仁清抹茶茶碗梅鉢絞入り/その他、多数あり。