【寺院名】五台山 竹林寺(ちくりんじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】
【住所】高知県高知市五台山3577番地
【本尊】文殊菩薩
【開山】行基(聖武天皇勅願)
【開基】
【由緒】竹林寺は神亀元年(724)、聖武天皇(在位724-749)の勅願を奉じた僧行基により開創された土佐随一の古刹である。ある時、聖武天皇が大唐五台山(現在の中国、山西省内)に拝登され、文殊菩薩を拝して三解脱の法門を受くという霊夢をご覧になった。大唐五台山は古くから文殊菩薩の住みたまう聖山として道俗の信仰を集めているので、このような瑞夢をご覧になられた天皇は、行基をして日本国中より彼の大唐五台山と同じ山容をなす霊地に伽藍を建立するよう御命じになられた。かくして土佐の地が選ばれ、行基自ら作像の文殊菩薩を本尊として開創された。よって竹林寺は古くより大唐五台山文殊信仰を我が国に受けつぐ寺として、また今日、本尊は日本三大文殊の随一として、全国より多くの人々の信仰を得ている。昭和55年には全国より般若心経のお写経の浄業を得、五重塔の復興に至る。
【寺宝】本堂〔文殊堂〕(国重文)/本尊文殊菩薩(国重文)/文殊菩薩獅子台座(国重文)/文殊菩薩四侍者像(国重文)/薬師如来座像(国重文)/勢至菩薩像(国重文)/十一面観音像(国重文)/夢窓国師作庭園(名勝指定)/その他多数