【寺院名】東山 大泉寺(だいせんじ)

【宗派名】真言宗豊山派
【別名】大清水観音
【住所】新潟県柏崎市大字大清水
【本尊】千手観世音菩薩
【開山】朱鳥元年(687)
【開基】泰澄禅師
【由緒】大清水大泉寺観音さまは、朱鳥元年(687)持統天皇の勅願により泰澄禅師が越後に下り、一刀三礼自ら千手観音像を刻み創建した。幾度か堂は焼失したが、不思議にも本尊観世音はいつも無事で、今なお堂に安置され、幾多のご利益、霊験をあらわし、ありがたい観音さま、身変り観音さまとして、人々の深い信仰のまととなっている。また、現在の堂は永禄2年(1559)上杉家の寄進により再建されたものである。和唐両様式を巧に折衷した室町建築で、その格調高い気品と均整のとれた堂は永く後世に伝えていかなければならない貴重な建物である。明治39年(1906)4月に、新潟県では最初の特別保護建造物に指定される。また、越後観音霊場3番札所、奥の細道百霊場聖旅73番(越後・北陸路7番)として知られている。
【寺宝】飯繩神社(県文)/上杉景勝寄進の仁王門(市文)/長尾為景寄進の前立観音/源義家寄進の竹布三千佛/親鸞聖人尊像/木喰子育地蔵尊(市文)/日本一(太さ)の萩の柱