【寺院名】深雪山 醍醐寺(だいごじ)

【宗派名】真言宗醍醐派
【別名】
【住所】京都府京都市伏見区醍醐伽藍町1番地
【本尊】薬師如来
【開山】聖宝・理源大師
【開基】
【由緒】弘法大師の法孫聖宝 理源大師が密教相応の霊地を求めていた時、醍醐山頂に奇瑞を得た。聖宝が結願と同時に山頂に登り休息されていると、白髪の老人が湧水を飲み「ああ醍醐味なるかな」と賞嘆し、この地の由縁を語って消えた。醍醐寺の寺名の由来である。以後、天皇、上皇の深い信仰を受け、延喜7年(907)に勅願寺に、同13年に定額寺になる。皇室の庇護の下「一山に五〇〇有余の堂宇」と称された威容を誇ったが、応仁の乱等の戦乱により、多くを焼失。慶長3年(1598)の太閤秀吉による「醍醐大観桜の宴」を契機に再興される。明治には廃仏毀釈運動により寺領を失い荒廃したが、閑院宮載仁親王の尽力により、今日に見る伽藍が完備された。修験道当山派の法頭としても重要な位置を占めている。三宝院の美しい庭園でも有名な真言宗醍醐派の総本山である。
【寺宝】五重塔(国宝)/薬師如来(国宝)/三宝院庭園(国宝)/五重塔初重壁画(国宝)/薬師堂(国宝)/その他絵画、彫刻、文書など多数清滝宮拝殿(国宝)