【寺院名】梵王山 大光明寺(だいこうみょうじ)

【宗派名】臨済宗相国寺派 一等地
【別名】
【住所】京都府京都市上京区今出町通烏丸東入相国寺門前町
【本尊】普賢菩薩
【開山】夢窓疎石
【開基】広義門院西園寺寧子
【由緒】大光明寺は、夢窓疎石國師の開山で、開基の広義門院西園寺寧子(左大臣西園寺公衡の長女。第93代後伏見帝皇后)が、延元元年(1336)後伏見帝が薨去されると落飾、尼となり、伏見離宮の傍に一寺を建立して菩提を弔い、御自身の法号をもって大光明寺としたものである。その後は伏見宮始祖栄仁親王(門院の御孫)の代以来、伏見宮歴代の御位牌をまつる菩提寺となった。慶長19年(1614)には徳川家康によって相國寺塔頭として再興された。方堂は伏見宮17代邦頼親王の十七年忌に下賜された新女院御所旧殿を独園禅師によって再建、明治36年、塔頭心華院を合併して今日に至る。また、本堂の本尊普賢菩薩(合掌の普賢)は創建当時奉安された京都十三仏の1つである。開祖空谷明応禅師像は常徳院の開祖として安置されている。
【寺宝】無準師範頂相 自賛(重美)/開山夢窓疎石頂相 自賛/坐禅儀 清拙正澄筆/着色羅漢像(重文)/お坊坐禅図 白隠慧鶴筆/寒山・拾得図 遂翁元盧筆/その他多数