【寺院名】甘露山 大阿弥陀経寺(だいあみだきょうじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】旭蓮社
【住所】大阪府堺市寺地町東4-1-14
【本尊】阿弥陀如来
【開山】澄円菩薩
【開基】
【由緒】甘露山大阿弥陀経寺は、後醍醐天皇元徳2年(1330)澄円菩薩による開創で、勅願所であった。また別名を旭蓮社ともいう。澄円菩薩は正中2年(1325)入元、中国廬山の東林禅寺において優曇普度禅師について、廬山遠大師の白蓮社の念仏の流れを汲み、元徳元年(1329)帰朝、廬山の白蓮社に模して、堺の浜に精舎を建て、これを旭蓮社と称した。遠派念仏本山として栄えたが、第23世徹誉の時知恩院の支配に属す。文亀2年(1502)八万貫屋宗徳・妙徳より海辺の塩風呂を寄進され、豊臣秀吉がここに浴し、持病平癒されたので御朱印40石を寄進された。明治維新以後、堺県裁判所となったが、当山第37世岩井智海大僧正(後浄土宗管長知恩院門跡第80世となる)が払い下げを請い、堂宇を修繕し旧観に復す。大東亜戦争のため、毘沙門堂を除き諸堂宇焼失したが、現住職が復興を計り、現在に至っている。
【寺宝】光明帝詔勅/第14世燈誉上人勅点和歌集/太閤秀吉公御朱印状/泉州堺旭蓮社縁起上中下3巻 当山第24世成誉上人述作/廬山遠大師肖像/開山澄円菩薩肖像/趙子筆画「廬山図」/第22世便誉上人肖像/24世成誉蓮阿上人肖像/その他多数。