【寺院名】吉祥山 瀧山寺(たきさんじ)

【宗派名】天台宗
【別名】
【住所】愛知県岡崎市滝町字山籠107
【本尊】薬師如来
【開山】役ノ行者
【開基】
【由緒】瀧山寺は、天武天皇(在位673-686)の朱鳥元年(686)、役の行者が吉祥寺として創建したのが始まりで、本尊薬師如来は、役の行者が滝壺より湧出した金無垢の尊像を腹籠として彫刻されたものである。その後、建長6年(1254)に本堂が竣工され、文永4年(1267)には、飛騨の内匠藤原光延により三門が建立、共に重要文化財に指定されている。また、滝山東照宮は3代将軍家光の創建によるもので、日光東照宮・久能山東照宮とともに日本三宮と呼ばれ、正保2年(1645)に竣工して神領200石を加増され、滝山寺領と併せ500石となった。御宮別当職(現在の宮司)は瀧山寺学頭(住職)をもって補せられ、以来将軍家代替りの際は、必ず代参をもって宝刀宝物を献進して報告などを執行した。また、源頼朝公(1147-99)の祈願に始まると伝えられる滝山寺の鬼祭りは有名である。
【寺宝】本堂(重文)/三門(重文)/聖観音・梵天・帝釈天の三尊像(重文)--観音像は源頼朝の等身大であり、仏身中に御髪と御歯が納められている/狛犬一対(県文)/十一面観音立像(市文)/その他多数あり