【寺院名】五智山 總持寺(そうじじ)

【宗派名】真言宗豊山派
【別名】西新井大師
【住所】東京都足立区西新井1-15-1
【本尊】十一面観世音尊像
【開山】弘法大師
【開基】
【由緒】西新井大師は俗称であり、正式には五智山遍照院總持寺と言う。今より1100年前の天長年間(824-34)、弘法大師が関東巡錫のおり、悪疫流行に苦しむ庶民を救わんと、自ら十一面観世音尊像を彫刻し、21日間の祈願をしたところ、浄泉が湧き出て病いが平癒したと伝えられている。以来、民衆祈願の霊場として栄え、厄除け祈願に訪れる人が後を絶たない。また歴史上の幾多の兵火にも難を逃れたため、「火伏せの大師」として有名になった。現本堂は百万信徒の浄財により、昭和47年(1972)、遍照殿として雄大荘厳な姿となって落慶した。さらに55年には、不動堂、八角堂が建立され、先祖供養・滅罪回向のための道場として光明殿も建立された。また西の長谷寺と並び称される牡丹をはじめ、四季の花が美しい寺としても有名である。初詣をはじめ多くの行事に、たくさんの参拝者が集まっている。
【寺宝】山門(江戸後期・素木造)/三匝(さんそう)堂(江戸期)/弁天堂/如意輪堂(女人堂)/奥の院/光明殿(本尊・阿弥陀如来像)/その他、権現堂、鐘楼堂、水屋など貴重な建築物多数あり