【寺院名】音羽山 清水寺(せいすいじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】圓通院
【住所】宮城県栗原郡栗駒町岩崎字桐木沢3
【本尊】聖観世音菩薩
【開山】坂上田村麻呂
【開基】安智和尚
【由緒】清水寺は、大同2年(807)、征夷大将軍として奥州討伐に向かった坂上田村麻呂によって建立されたと伝えられている古刹である。その後、数回の野火によって廃絶したが、真言宗智山派総本山智積院の第7世、安智和尚の手によって再興され、安智和尚をもって中興開基としている。現在地はその当時の境内から移っているが、創建当時の地には現在も礎石らしい石が見られる。本尊である聖観世音は一寸八分の秘仏であり、坂上田村麻呂の「護り仏」と伝えられ、33年ごとに開帳されている。山内の庭園である千寿園は裏山の木々と池を中に入れた、約1万5000平米の芝草の庭園で、5月からツツジ、カキツバタ、ハナショウブ、スイレン、ハス、秋はカエデなどの紅葉等、春夏秋冬の風情を見せている。現在同寺は奥州七観音のひとつであり、奥州三十三観音霊場第16番札所になっている
【寺宝】本尊・聖観音菩薩