【寺院名】白鳳山 瑞光寺(ずいこうじ)

【宗派名】臨済宗妙心寺派 準別格
【別名】石庭の寺
【住所】長野県上伊那郡辰野町横川
【本尊】阿弥陀如来
【開山】大覚禅師
【開基】
【由緒】瑞光寺は、人皇88代御深草院の正元元年(1259)、鎌倉建長寺の開山大覚禅師が、諸国行脚の際、この地に建立した一宇が起こりである。古くは鎌倉に属し、大いに盛んになるが、時代の変遷により衰退した。永禄元年(1558)、武田信玄が、京都妙心寺より周峯和尚を中興開山に招いて、堂宇は悉く旧に復された。また、武田信玄は、周峯和尚に深く帰依し、横川谷を残らず寺領として寄進した。このころより、京都妙心寺派に属するようになり、寺運は栄え、人々の深い信仰をうけて今日に至っている。同寺の庭園は、画聖、雪舟の作である常栄寺庭園の写しである。雪舟庭は、今より500年前に築かれ、その原形がよく保存されていることから史跡名勝に指定、この庭は、雪舟庭の池の部分のみを写したもので、別名「禅苑」とも言い、悟りの境地を表現したものとも言われている。
【寺宝】宝篋印塔(町文)/石仏 4体(町文)/自隠禅師書 3幅/実門和尚の筆/狩野玉山・狩野永沢筆/古文書多数/義仲と信玄の位牌/その他多数