【寺院名】仏国山 瑞応寺(ずいおうじ)

【宗派名】曹洞宗
【別名】
【住所】愛媛県新居浜市山根町8-1
【本尊】釈迦牟尼仏
【開山】白翁長傳大和尚
【開基】仏国院殿柏翁天真大禅定門
【由緒】仏国山瑞応寺は、文安5年(1448)に庄司山城主11代松木景村が、鎌倉から月担禅師を請して、父母の菩提のために堂宇を建立した時から始まる。その後、天正13年(1585)豊臣秀吉の四国征伐の際、戦火により灰墟と化した。万治3年(1660)徳川の治政下となり広島県東城徳雲9世の法孫分外禅師が、この地の庄屋河端、神野家等に迎えられて入山、再興した(徳雲寺9世白翁禅師を開山に迎ぎ自らは3世となる)。たまたま文政11年(1828)、火災で全焼するが、50余年の後に旧観に復された。明治31年(1898)より専門僧堂を開設。以来広く学僧が出入りし、一般参禅者も跡を絶たない。境内西側には、昭和28年(1953)以来ひかり幼稚園を創立し、子女の育成にも尽している。瀬戸内の眺望は、瑞応寺の印象を一層深めるものがある。
【寺宝】釈迦如来像/金毘羅大権現/弁才尊天/輪蔵(県文)/大銀杏(県天然記念物) ※境内は山林を含め1万500余坪、法城を包む老樹が静かに同山の歴史の古さを物語っている。