【寺院名】不拾山 新善光寺(しんぜんこうじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】神奈川県三浦郡葉山町上山口1368
【本尊】善光寺如来
【開山】智道
【開基】名越朝時
【由緒】新善光寺の創建は詳細不明であるが、鎌倉の名越から移った寺であると伝えられる。源頼朝(1147-99)が長野の善光寺より請来した善光寺如来を不拾山新善光寺と名命して建仁年間(1201-04)に蜜道和尚に因って開基創建されたと伝えられる。智道和尚が住したが、その後衰退し、現在地籍伝は、文明年間(1469-1487)に始まり、天正18年(1590)に没した教蓮社顕誉和尚が葉山における第7世で中興する。識道上人の時に中興となり、天正19年には徳川家康より朱印田3石の寄進を受け、漸く堂宇を完成して近隣の人々の尊信を受ける程に復興した。その後幕末から明治維新にかけては廃仏棄釈により迫害され、大正12年(1923)関東大震災、また第二次世界大戦によって衰退した。昭和43年(1968)25世善瑞和尚が入寺して復興に努め、神奈川県庁葉山町役場などの協力を得て堂宇を整備し現在に至る。
【寺宝】堂(県重文)/四脚門(県重文)/第七世住職位牌(県重文)/本堂附厨子(県重文)/前立三尊如来(町重文)/境内天然樹林/その他多数