【寺院名】常光山 真覚寺(しんかくじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】
【住所】東京都八王子市散田町5-36-10
【本尊】不動明王
【開山】隆源大僧正
【開基】長山修理亮忠好
【由緒】真覚寺は応永18年(1411)に相模国津久井城の城主長山修理亮忠好公が開基となり、隆源僧正を招いて観音堂を創建し、別当寺とされたのが始まりである。天正18年(1590)頃武蔵国が徳川家康の所領となると、真覚寺は寺領五石の御朱印地を賜わり、以来寺運も盛んとなった。正徳10年伝誉上人が中興となり一層の発展を遂げ、嘉永年間(1848-1854)には現在の唐様式の本堂を建立し、ほぼ今日の伽藍の姿を整えた。一方、真覚寺は長山修理亮忠好公の祈祷所として草創され以来、永く祈祷専門道場として、法典の研究と万民息災の祈祷を行ってきたので、次第に真覚寺を崇敬する気運がすすみ、帰依するものが増えて檀家ができ、以来増加の一途をたどって一層の繁栄を迎えた。昭和40年(1975)11月方丈一棟、本堂の修覆等の工事を終えて、現在の伽藍を完成したものである。
【寺宝】薬師如来倚像 -- 「新篇武蔵風土記稿」巻102の真覚寺の条には、中国で造像され空海が請来した像であると記す。鋳造方法は「もな手」と呼ばれる新羅仏の一技法による。両脚脇に拡がる衣袖は重く垂れ下がり、童顔の面貌は白鳳仏に通じる。/その他多数あり