【寺院名】藤沢山 清浄光寺(しょうじょうこうじ)

【宗派名】時宗 総本山
【別名】遊行寺
【住所】神奈川県藤沢市西富1-8-1
【本尊】阿弥陀如来
【開山】呑海上人
【開基】俣野五郎景平
【由緒】「遊行寺」と呼ばれ親しまれている同寺は、時宗の総本山で「藤沢山無量光院清浄光寺」というのが本当の名称である。時宗の法主は遊行上人とも呼ばれ、遊行上人のいる寺ということで遊行寺と呼ばれるようになった。遊行とは僧が修業のために諸国を巡り歩くことをいう。時宗は、一遍上人が開いたもので、遊行寺は遊行第4代呑海上人が、正中2年(1325)に創始されたものである。開基は、後醍醐天皇(在位1318-39)の時この地方の領主であり、鎌倉の征夷大将軍守邦親王の執事であった俣野五郎景平で、寺を建立して呑海上人に贈ったと言われる。清浄とは、仏教では清らかで穢れのないことを言うが、山深きこの清浄の地に、多くの修業僧が出入りした当時のことが偲ばれる。遊行寺には様々な行事があり、仏法が衰微した時代でも念仏の教えのみは絶えないことを教えられる。
【寺宝】一遍上人絵伝(国宝)/中雀門/明治天皇御膳水/南部茂時の墓/板割浅太郎の墓/小栗判官照手姫の墓/怨親平等の碑/放生の池/その他