【寺院名】紫雲山 聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)

【宗派名】天台宗
【別名】
【住所】滋賀県大津市比叡2丁目4-17
【本尊】阿弥陀如来・釈迦如来・薬師如来の三尊如来
【開山】恵心僧都源信
【中興開山】真玄上人
【由緒】聖衆来迎寺は、桓武天皇の延暦9年(790)、天台宗祖伝教大師の草創にかかり、初め地蔵教院と称したが、その後一条天皇の長保3年(1001)比叡山の恵心僧都源信がこの地において水想観を凝らし、紫雲の中に弥陀聖衆の来迎を感見、それから今の寺号の紫雲山聖衆来迎寺に改称し、専ら念仏弘通の道場と定めて高く勝幢を掲げたのである。大永7年(1527)に真玄上人が中興をなし、一山の輪奐は巍然として教界にそびえるに至り、法流は新古に溢れて今にその盛をなしている。また後陽成天皇は天正17年(1589)に元応国清寺の名蹟と合併、勅願の偉刹として優遇比類なく、特に元応国清寺は円頓受戒の道場と定められ、爾来今も尚国家は同寺保存のため多額の浄財を下賜し、今古を通じて貴顕名相の崇信も篤く、人々の信仰も卓絶している。
【寺宝】釈迦如来(重文)/日光・月光菩薩(重文)/十一面観音(重文)/地蔵菩薩(重文)/金銅薬師如来(重文)/釈迦文殊普賢(重文)/往生要集六道絵(国宝)/その他多数の重要文化財があり、境内には戦国の史跡もある。