【寺院名】勝軍山 舎那院(しゃないん)

【宗派名】真言宗豊山派
【別名】
【住所】滋賀県長浜市宮前町13-45
【本尊】愛染明王、阿弥陀如来(二仏)
【開山】及雅
【開基】弘法大師
【由緒】舎那院は、弘仁5年(814)弘法大師空海の開創と伝えられる、真言宗豊山派に属す寺院である。永承年間(1046〜53)、源義家(1039?-1106)が、勅命により東夷征討に行く際、戦勝祈願を行ったと言われるゆかりの名刹である。延久年間(1069-74)、後三条天皇(在位1068-72)から勝軍山という山号を賜わり、源義家は、学頭別当職寺院として舎院を再建した。その後、元亀(1570-73)・天正(1573-92)の頃、兵乱によって堂宇焼失するという悲運に遭ったが、豊臣秀吉(1537-98)によって再建された。明治の神仏分離前までは、長浜八幡宮の別当寺を務め、現在では敬神崇仏尊祖の三大義を闡明している。境域は約3300平方メートルあり、堂宇は江戸初期造立の本堂や、室町建築の護摩堂のほか、茶室・書院・庫裡・観音堂・太子堂・地蔵堂・表門・鐘楼堂などを備えている。
【寺宝】木造愛染明王坐像(重文)/木造阿弥陀如来坐像(重文)/三月経曼荼羅図(重文)/素文磬(県文)/十六羅漢図・兆殿司筆/その他多数