【寺院名】亀頂山 三寳寺(さんぼうじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】
【住所】東京都練馬区石神井台1-15-6
【本尊】大聖不動明王
【開山】幸尊法師
【開基】
【由緒】三寳寺は、山号を亀頂山といい、真言宗智山派に属する寺である。寺伝によれば、鎌倉大楽寺の大徳幸尊法印が、石神井郷小仲原の地に錫を止めて一宇の浄舎を建立し、以後勅願寺として、また豊島一族の祈願寺として尊崇され、小田原北条氏により寺領を寄進されるなど寺運隆盛であったことが記されている。山門は、3代将軍家光が鷹狩りの折しばしば来寺したことに因んで御成門と称し、徳川将軍家累代の祈願所となり無本寺として独礼の寺格を以って遇せられた。また、関東十一談林の1つとして60余カ寺の末寺を有し、5カ村の鎮守である氷川神社をはじめ、三宝寺池中の島弁才天、水天宮、愛宕社などの別当でもあった。境内の大黒天堂は開運出世福徳無量の尊として参詣絶えず、地階の子育千体地蔵尊は檀信徒自ら彫刻した千体の地蔵尊を祀り、さらに天井にも檀信徒の画いた天井画数百枚を配して荘厳されている。同寺は文久年間(1861-64)など二度の火災に遇い、寺宝を灰燼に帰し、御成門のみ当時の面影を残している。
【寺宝】弥陀三尊来迎図板碑/紅破梨色阿弥陀如来/釈迦涅槃図、両界曼荼羅等