【寺院名】袋中山 西方寺(さいほうじ)

【宗派名】黒谷浄土宗
【別名】山城善光寺
【住所】京都府綴喜郡田辺町大字飯岡小字西原27
【本尊】阿弥陀如来坐像
【開山】袋中上人
【開基】
【由緒】袋中山西方寺の開山は袋中上人で、寛永14年(1637)故あって瓶原より木津川を下り、この飯岡の丘陵地で僧居の地を定められたことに始まる。寛永15年、上人は飯岡の丘に石仏三体を刻み安置され、その年の秋自ら南無阿弥陀仏と記した碑を建て、翌年信州善光寺分身蓮池如来を臨終仏と仰ぎ入寂された。以来、山城国善光寺如来御回願所として今日まで信仰を集めている。昭和12年(1937)、京都三条大橋だん王法林寺信ケ原上人袋中庵上人と沖縄親善のために来山された大城真城氏によって、上人御火葬の聖地として本堂前に大名号柱を建立された。また本堂等は、昭和9年の第一室戸台風と昭和36年の第二室戸台風によって倒壊したが、昭和38年仮本堂を再建し、昭和61年1月本堂、客殿増改築起工、昭和62年11月落成し現在に至る。
【寺宝】西方寺開山袋中上人略縁起 1巻/山城国飯岡村西方寺蓮池如来縁起 1巻 洛西雲竹書/本尊一光三尊阿弥陀如来立像/花瓶上弥陀軸図 1軸/袋中上人直筆名号 2軸/梵鐘/十六羅漢軸 16軸/西方寺略縁起 2巻/その他多数