【寺院名】大雄山 最乗寺(さいじょうじ)

【宗派名】曹洞宗
【別名】道了尊
【住所】神奈川県南足柄市大雄町1157
【本尊】釈迦牟尼仏
【開山】了庵明禅師
【開基】
【由緒】大雄山最乗寺は、応永元年(1394)了庵明禅師が開かれた寺である。ある日一羽の大鷲が禅師の袈裟をつかんで足柄の山中に飛び去り、大松の枝にかけるという奇瑞を示した。その啓示により、禅師はこの山中に梵刹を創立されたと言われる。曹洞宗に属し、門葉あわせて4000余の末寺を持つ大寺で、御本尊に釈迦牟尼佛を奉安、日夜鎮護国家を祈り、真人育成の道場として精進を続ける600年来の巨刹である。境内山林あわせて130町歩、老杉生い茂り霊気満山に漲りひとたび登嶺するもの、ことごとく霊気を感じる霊境で、堂塔は30余棟に及ぶ。また同寺の守護、妙覚道了大薩埋は修験道における満位の行者、相模房道了尊者として世に知られた人で、強大な霊力の持ち主であったと伝えられ、現在でも願人多数の熱烈な尊崇を集めている。
【寺宝】本尊釈迦牟尼仏/十一面観世音菩薩/その他