【寺院名】石鎚山 極楽寺(ごくらくじ)

【宗派名】石鎚山真言宗 総本山
【別名】
【住所】愛媛県西条市大保木
【本尊】阿弥陀三尊
【開山】役の行者
【開基】
【由緒】1300年前の白鳳8年(657)、修験道の祖である役の行者神変大菩薩が石鎚山に入山、竜王山に籠り衆生済度、密言浄土の実現を祈り厳しい修業を続けたところ、金色燦然と輝く御来迎を拝し「阿弥陀三尊」更に利益輪身として変化したところの石鎚蔵王大権現を感得した。役の行者は日々一刀三礼の誠を込めてその姿を霊木に彫み、行者修業の聖地竜王山に堂一宇を建立し阿弥陀三尊と共に石鎚蔵王大権現の尊像を奉祀して「修証験得の精神を旨とした山岳自然道場にせよ」と教示した。これが極楽寺の前身である天河寺である。大同年間(806-10)には役の行者を慕った空海が同山にて修業したこともあり、山岳自然の修業道場であると同時に古義真言宗の教義を守っている。天正25年、天河寺火災の際、宥法大徳和尚の手により阿弥陀三尊は大保木の地に建立された寺に安置され、それが極楽寺と名づけられ今日に至る。
【寺宝】阿弥陀三尊(脇仏--愛染明王・不動明王)/竜王殿(八大竜王を祀る)/地蔵堂(日切地蔵を祀る)--別院として/蔵王殿(石鎚蔵王大権現)/大師堂聖天堂