【寺院名】躅飛山 光徳寺(こうとくじ)

【宗派名】真宗大谷派
【別名】
【住所】富山県西砺波郡福光町法林寺308
【本尊】蓮如上人作 黄金阿弥陀如来
【開山】
【開基】道乗
【由緒】本願寺第8代蓮如上人が文明3年(1471)越前吉崎御坊に滞在のとき、加賀・河北郡砂子坂(金沢市砂子坂町)に住む高坂四郎左衛門という武士の弟、治部尉が上人の弟子となり、道乗と賜った。そのとき本尊として阿弥陀如来の御絵像をいただいた。その後上人が砂子坂に来られて一宇を建立され、先の御絵像を手本として、自ら阿弥陀如来の黄金像を鋳造した。御丈一尺二寸のこの阿弥陀如来像が同寺の本尊である。5世一雲のとき砂子坂の道場が雷火のために焼失したが、本尊は自ら躑躅(てきちょく)株の上を飛んでいたと言われ、以来山号を「躅飛山(ちょくひざん)」と称した。その後、河北郡二日市村に移り、慶長19年(1614)に現在地に移転し、現在19代を経る。多くの文人が集まる寺として有名で、特に版画家棟方志功は、第二次大戦中一家で同寺に疎開していたこともあり、多くの作品を残している。また、現住職が集めた河井寛次郎、浜田庄司、富本憲吉氏等の作品と世界民芸品を展示公開している。
【寺宝】蓮如上人真筆/棟方志功襖絵画等500点/河井寛次郎、浜田庄司、富本憲吉陶器など民芸作家作品500余点