【寺院名】鷲峯山 高台寺(こうだいじ)

【宗派名】臨済宗建仁寺派
【別名】
【住所】京都府京都市東山区高台寺下河原526
【本尊】釈迦如来三尊
【開山】三江紹益禅師
【開基】北政所
【由緒】高台寺は、東山霊山の山麓、八坂法観寺の東北にあり、正しくは高台聖寿禅寺と称する。霊山は、その山容がシャカの説法したというインドの霊鷲山と似ていることによるもので、鷲の尾山とも呼ばれ、北は高台寺、南は音羽山に接する景勝の地を占めている。豊臣秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が慶長10年(1605)開創した寺で、寛永元年(1624)建仁寺の三江和尚を開山として迎え、高台寺と号し、以来、臨済宗建仁寺派に属することになった。造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので、寺観は壮麗をきわめていたが、寛政元年(1789)以後たびたびの火災にあって多くの堂宇が焼失、大正元年(1912)、方丈を再建し現在に至っている。
【寺宝】開山堂(重文)/観月台(重文)/傘亭(重文)/時雨亭(重文)/霊屋(重文)/臥竜廊/遺芳庵/庭園(史跡・名勝)/その他多数あり