【寺院名】教王護国寺(きょうおうごこくじ)

【宗派名】東寺真言宗 総本山
【別名】東寺
【住所】京都府京都市南区九条町一番地
【本尊】大日如来、薬師如来
【開山】弘法大師
【開基】
【由緒】東寺の名で親しまれている教王護国寺は、延暦5年(796)に桓武天皇の命により建立された勅願寺である。平安京の南門である羅城門の左右に寺を建て、左京・右京の鎮護とし、それぞれを東寺・西寺と称したのである。後の弘仁14年(823)に嵯峨天皇から弘法大師が賜り、真言宗の根本道場となった。弘法大師生誕の善通寺、入滅の高野山とともに三大霊跡と呼ばれている。教王護国寺の名は、淳和天皇(在位823-833)から賜ったものである。応仁の乱(1467-1477)などで堂宇を失ったこともあるが、豊臣秀頼(1593-1615)、徳川家康(1542-1616)らの手によって再興され、現在に至る。弘法大師が創設された日本最初の私学「種藝種智院」も、同寺内にあった。境内には日本で一番高い五重塔(55.7m)をはじめ、数々の堂宇が並び、それぞれが国宝、重文に指定されている。宗祖由縁の品々も数多く残す、真言宗きっての古刹である。
【寺宝】金堂、大師堂(国宝)/五大明王像 5体(国宝)/五大菩薩座像 4体(国宝)/梵天座像(国宝)/帝釈天半跏像(国宝)/絹本着色 真言七祖画像 7幅(国宝)/絹本着色 両界曼荼羅図 2幅(国宝)/その他国宝、重文など多数