【寺院名】華頂山 元慶寺(がんけいじ)

【宗派名】天台宗
【別名】
【住所】京都府京都市山科区北花山河原町13
【本尊】薬師如来
【開山】遍昭僧正
【開基】同上
【由緒】華頂山元慶寺は、花山寺とも呼ばれた天台宗の寺院で、薬師如来を本尊とする。草創は貞観10年(896)、六歌仙の一人として知られる遍昭僧正により創建され、その後勅願寺となった。元慶元年に定額寺に列せられたことにより、その年号をもって元慶寺と称された。当時は七堂伽藍を完備し、寺運も栄えていたが、応仁の乱(1467-1477)が起こるとその兵火によって焼失した。その後再三の改築修理が行なわれたが、現存する建造物は安永8年(1777)に建立されたものである。寛和2年(986)、西国三十三ヶ所観音霊場の中興とされる花山法皇が、元慶寺において御出家されたことでも有名である。その縁により元慶寺は、西国三十三ヶ所観音霊場番外札所として、現在に至っている。
【寺宝】遍昭僧正自作像/梵天立像/帝釈天立像/花山法皇像画/その他多数