【寺院名】洞雲山 観音寺(かんのんじ)

【宗派名】真言宗
【別名】
【住所】香川県小豆郡内海町坂手
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】
【開基】弘法大師
【由緒】小豆島八十八ケ所(島四国)第1番霊場である観音寺は、山号を洞雲山と号す、真言宗の寺院である。縁起に依れば、弘法大師(774-835)の開創と伝えられ、本尊である木彫の十一面観世音菩薩も弘法大師の御作と伝えられている。本堂は、慶長年間(1596-1615)、文化年間(1804-18)、昭和年間(1925-1989)において再建されて現在に至る。宝永6年(1709)、豊前藩主小笠原備中守が参勤交代の途次、観音寺沖に難船したため、その墓牌や遺品などが残されている。また、「二十四の瞳」などで知られる作家の壺井栄が、檀家となっている。洞雲山は海抜300mに在り、数10mの岩壁に聳え立つ老杉の神域に御堂が建ち、静かな環境にあるので、この一隅に合宿所を設置して十善戒、懺悔、修禅、作務の規律ある生活を実行し、日常の不規則から脱して身心を守る道場として、信仰厚い人々が集まっている。
【寺宝】豊前藩主小笠原備中守愛用品 扇面など、その他