【宗派名】真言宗大覚寺派 別格本山
【別名】薬師院
【住所】愛媛県南宇和郡御荘町平城
【本尊】薬師如来 脇侍、阿弥陀如来、十一面観世音菩薩
【開山】弘法大師
【開基】
【由緒】観自在寺は、平城山薬師院観自在寺と称し、真言宗大覚寺派別格本山に属する南宇和郡最古の寺院である。大同2年(807)平城天皇の勅を受けて、弘法大師が御自作の薬師如来を本尊として祀り、堂宇を建立し開創となった。特に、四国霊場の裏関所として、また四国霊場第40番札所として般若心経の秘法を修せられ、一切経ならびに大般若経等を納められた。当時は七堂伽藍を備え、48坊の末寺があり、荘厳荘麗を極めていたが、回禄の災に遭い、昔日の観を失った。しかし、幸いにして宇和島藩主・伊達宗利公の祈願所として復興するに至った。現在、本堂および書院、心経宝塔、信徒会館、鐘楼堂など、諸堂が完成し、広く人々の信仰を集めている。
【寺宝】弘法大師自作舟型宝印／等願の山水屏風／仁清茶壷／薬師如来／阿弥陀如来／十一面観世音／その他多数