【寺院名】比叡山 延暦寺(えんりゃくじ)

【宗派名】天台宗 総本山
【別名】
【住所】滋賀県大津市坂本本町4220
【本尊】薬師如来(総本堂根本中堂の本尊)
【開山】伝教大師(最澄)
【開基】
【由緒】比叡山延暦寺の歴史は今から約1200年前に遡る。延暦4年(758)伝教大師最澄上人は19歳の時、山上に草庵を結び修行を始めた。大師は天台の教学を研究し、22歳にして一宗を建てることを志し、以来比叡山は天台教学を育む宗教の場として、一隅を照らす人づくりに専心することとなった。こうした大師の志は、多くの高僧名僧に受け継がれ、延暦寺から幾多の人材を世に送り出した。比叡山は大きく東塔、西塔、横川の地区に分けられるが、これら三塔の諸堂を総称して延暦寺という。延暦寺の勢力が頂点に達した10世紀頃には、三塔十六谷三千坊と言われ、僧侶の数、実に3,000人を超えたという。三塔はそれぞれ異った歴史を持ち、訪れる人々の心にさまざまな感銘をもたらしてくれる。まさに日本仏教の母山と言われる寺である。
【寺宝】根本中堂(国宝)/天台法華宗年分縁起(国宝)/伝教大師将来目録(国宝)/戒壇院(重文)/千手観音像(重文)/釈迦堂(重文)/(重文)/その他多数