【寺院名】瑞鹿山 円覚寺(えんがくじ)

【宗派名】臨済宗円覚寺派 大本山
【別名】
【住所】神奈川県鎌倉市山ノ内409
【本尊】釈迦如来
【開山】仏光国師無学祖元
【開基】北条時宗
【由緒】円覚寺の開創は700年ほど前の弘安5年(1282)12月8日である。開山は仏光国師無学祖元、開基は時の執権・北条時宗である。時宗は以前より父時頼が建立した建長寺にならって新寺建立の志があった。また建長寺開山・大覚禅師に師事していたが、師が示寂した後、わざわざ当時の宋より拝請したのが仏光国師である。時宗の熱意に打たれた仏光国師の来朝を得、元寇も納まったので、戦没者慰霊の意味も込めて大伽藍の造営が始めれた。規模は中国五山の第一・径山にならったと言われている。その後、延慶元年(1308)には建長寺と並んで定額寺に列せられ、足利時代には鎌倉五山第2位にも列せられている。明治以降は夏目漱石をはじめとする文人の参禅、禅寺としては初めての外国人の参禅など、内外の禅ブームの火つけ役になっている。
【寺宝】絹本着色 仏涅槃図/絹本淡彩 羅漢図(伝張思恭等)/絹本着色 虚空蔵菩薩像/絹本着色 被帽地蔵菩薩像/絹本着色 仏光国師像(自賛)/紙本淡彩 跋陀婆羅像(宗淵筆)/その他、重要文化財等を多数有している。